田植え祭り
撮影場所は縮景園東に位置する有年場。
かつては五穀豊穣を祈り、藩主が田植えをしたそうです。
作業中に通りがかりのお客様によく聞かれましたが、
今年も田植え祭りをします。
上田宗箇流青年部の方々が早乙女役となり行う、
昔ながらの花田植えです。
日時は六月十一日。
併せて上田宗箇流和風会によるお茶会も行われます。
(※茶会は入園料とは別に千五百円掛かります。ご注意ください)
上記写真の一部地面が掘り返されているのは田んぼの部分です。
有年場には四枚の田んぼがあり、写真に写っていない箇所にも二枚の田んぼがあります。
田植えの前に深く掘り起こし土を空気に触れさせる『田起こし』という作業があります。
こちらはスコップで荒く起こした状態。
ここからさらに耕運機で細かく土を砕きます。
この後に水を張っての『代掻き』、畦、つまり土の壁に田んぼの土を塗り付け水漏れを防ぐ作業『畦塗り』をし、
水田の準備は完了です。
苗の準備はさすがに播種からやる場所もなく、
こちらは毎年農家さんから育苗箱ごと購入し、
マット状の苗を人力で植えやすいように小分けにしていきいます。
こうして迎える田植え祭り。
ぜひ、見物に訪れてください。