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茶道道場のお庭づくり

 

こんにちわ!(^^)! 広田造園の河野です。

 

暖かくなりましたね。

 

例年ならお出かけして、お花見しながらのんびりされる方も少なくないと

 

思いますが、今年は新型コロナウイルスで、自粛されておられる方が多い

 

のではないかと思います。少しでも早く終息してほしいものです。(>_<)

 

さて今回は、先週末に完成した『ザッ‼メンテナンスフリー』の和風庭園

 

バージョンのご紹介です。しかも、このお庭は、茶道の道場として使用

 

される本格的な茶庭です。

 

 

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この写真は、冬に撮影しているので、

草の丈が低いのですが、夏は腰のあ

たりまで伸びあがっていました。

 

 

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完璧‼

 

 

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最初は、雑草だらけのお庭でした。

 

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これからは、雑草が生えないように全面に雑草対策を、施しています。

  

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玄関側も雑草だらけでしかも殺風景でした。

 

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草生えません‼しかも高級感もあり落ち着いた和の玄関です。

後で出てきますが、こちらが④貼り石です。

 

 

 

雑草対策の具体的な方法とは、①透水性真砂舗装(つち色の舗装)

 

②防草シート(緑色のシート)

 

③ゴロタ石貼り(築山に敷きならしている握りこぶしほどの石)

 

④貼り石(玄関側のアプローチ)などです。

 

 

 

 

こちらが、①透水性真砂舗装です。表面は、コンクリートのようにカチカチなのですが、水を吸収し透水性があるので、樹木などの周りにも使用可能です。

 

 

緑色のシートが見えると思います。これが、②防草シートです。主に砂利敷きなどの下地に使用します。名前の通り雑草防止シートです。

 

 

通常の和風庭園の築山では、苔や低木などを植栽し山を表現するのですが、こちらのお庭は、ゴロタ石を敷き詰めて石の山を表現しています。こちらが、③のゴロタ石貼りです。

 

 

蹲(つくばい)の高さなど、茶庭の規則に乗って据え付けています。(こちらの流派は、裏千家です)

 

 

右奥の扉は、躙り口(にじりぐち)と言って茶室特有のお客様の出入り口です。小さな室内を大きくみせるために入り口を小さくしています。その前に据えられた飛び石の高さなども決められた範囲内で据え付けています。

 

 

腰掛待合(こしかけまちあい)です。

ここで、茶会にお越しになった客人は、緊張しながら呼ばれるのを待つのです。

 

 

 

腰掛待合から飛び石を渡って茶室に向うのですが、その途中に延べ段

(のべだん)というアプローチを作って庭に変化をつけました。

 

 

 

業界用語で地割(じわり)と言いますが、何度も何度も地面に絵をかきイメージしながらお庭を造っていくのです。

 

 

赤い線が、地割の線です。

 

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約4週間かけて造らせていただきました。

 

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多くの生徒さんに早くお披露目していただきたいと思います。

 

 

 

 

お庭のご相談は是非、広田造園へお問い合わせください。