黄色い花の競演

昨年の秋から冬にかけて各地で水不足が心配されていましたが、

菜種梅雨とよく言ったもので、結構雨が降りますね。

縮景園では梅の花もあとわずかで、これから桃や桜の季節になります。

そんな中を縫うように、黄色い花の競演が見られます。

可愛らしい黄色の小花が房状にさくミモザです。

別名ギンヨウアカシアともいい、銀色かかった葉が特徴です。

成長が早く良く茂るので雨や台風で枝が折れやすいので

花が終わると早めに剪定する必要があります。

次は、葉がでる前に黄色の小花が咲くサンシュユです。

別名でハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれます。

秋にグミによく似た赤い実がつき、漢方薬に使われます。

最後に黄色の花ではないのですが、ちょうどいま見頃の

アセビの花をご紹介します。

スズランに似たアセビの花には白やピンクがありますが、

赤い花もあるみたいです。

下の写真はピンクでアケボノアセビと呼ばれています。

”馬酔木”と書いてアセビと読むのですが、葉や花に有毒成分が

あり、アセビを食べた馬が足がしびれてよろよろとふらつき、まるで酔っ払い

のようになることからつけられた名前です。

宮島など鹿の多いところで植栽するときは、このアセビを植えます。

他の植物は食害にあい枯れてしまうからです。

馬じゃなく鹿にも効果があるんですね。

花粉も飛び始めているようで皆さん対策は大丈夫ですか？

本日はこのあたりで失礼します。


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