こんにちは
広田造園の河野です。
突然ですが、三又(さんまた)という道具をご存知ですか❔
造園作業だけで使用する道具ではないのですが、私たちは
作庭する際に重たい石や燈籠などを据え付ける時に使用し
ます。本来であれば、クレーン車などで吊り上げて所定の場所
に運んだりするのですが、場所によってクレーン車などが入っ
て行くことが出来なかったり、電線が邪魔をしたりなどな
ど、文明の利器ではどうにも対応できないこともあるので
す。
そんな時に昔ながらの道具(三又)で大きな石などを動か
すことが出来るのです。しかも人の力で動かしちゃいます。
三本の足を正三角形に広げてその足の交わる中心上に、滑
車(チェ-ンブロック)を取り付けます。移動させたい方
向に正三角形を保持しながら、滑車で引き上げて、降ろす
そして、また「移動・引き上げ・降ろす」この作業を続け
るのです。一回に移動できる距離は、せいぜい30㎝~50㎝
程度。大変な作業です。しかし、柱の太さや滑車の大きさ
によっては、数トンある石も先ほどと同じ要領で動かすこ
とが出来ます。
写真の現場で一番大きな石も約600㎏ありました。
いつの時代からあるのかわかりませんが、先人の知恵ですね。
先人のお力をお借りして、今回も無事に作業完了です。
皆様のお役に立てるよう頑張りますので、お庭に関する
お困りの事は、ぜひ広田造園にご相談ください。
