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松のコモ外し(広島市 佐伯区)

こんにちは。

(株) 広田造園 の永安です。

 

立春も過ぎ、 馬酔木アセビ)、木蓮モクレン)の花を良く目にするようになりました。

ちなみにアセビには毒素があるので、葉も茎も根も口に入れないようにしてください。

 

 

 

さて先日の事ですが、広島市 佐伯区 こころ団地コモ巻 をしていた 松のコモを外し に行きました。

 

冬に松にコモ(ワラを束ねたもの)を巻く文化は江戸時代からあるようで、目的は、寒さ対策ではなく 害虫駆除 です。

 

松には マツカレハ という害虫がいて、越冬するために身を隠す場所をコモで用意し、暖かくなって虫が動き始める前にコモをはずして害虫ごと処分します。

 

虫が動き始めるのは 啓蟄けいちつ )、だいたい3月の初めくらいとされていて、今年平成29年は3月5日がそれにあたります。

 

現地でコモを巻いた松は6本と少ないですが、中区の 縮景園 では多くの松にコモを巻いておりとても風情があります。

 

近年、コモ巻は害虫だけでなく、害虫の天敵となる益虫も一緒に処分してしまうということで、逆効果ではないかという意見もありますが、伝統文化として今後も残ってほしい作業ですね。

 

 

コモ巻の松があるのはⅢ期エリア上段の「 宮島展望苑

 

宮島の鳥居を忠実に縮小したものになりますが、先日・・・解体されました。

今年中に松もなくなるということでいろいろと残念です。

 

 

造園・外構など建物周りでお気になることがあれば、何でもお気軽に(株)広田造園までご相談ください。