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この実、なんの実

8月も終わりに近づいたというのにまだまだ厳しい暑さが続いております。

 

いかがお過ごしでしょうか。私はバテ気味ながらもなんとか頑張っています。

 

今回はそんな酷暑の中で見つけたいろいろな実の話です。

 

左の写真、大きさはクルミ大、握ってみるとしっかりと固く、全体に産毛が生えているこちらは『花桃』の実です。

 

見た目から梅の実と勘違いするお客様もいます。

 

食用として楽しむ『実桃』とは違い、花を楽しむための品種なので、果肉はほとんど付いていません。

 

 花桃の実も梅の実同様にジャムやシロップに加工したら食べられますが、未熟な果肉は毒性を持つので完熟した実を利用します。

 

まだ緑なので分かりにくいですが、この逆さまになったタコ足のような実は『クチナシ』です。

 

熟していくと緑から黄、黄からオレンジ色と変わっていきます。

 

収穫はオレンジ色になってからで、黄色の食用色素のほかに、布の染料や漢方薬としても利用されます。

 

歪な形をした長細いこの実は『木瓜(ぼけ)』です。

 

梅に似たお花は2~3cm 程度ですが、この写真の実は7~8cmほどあり意外と大きいです。

 

調べてみたところ、木瓜の実も果実酒や漢方に使用されますが、こちらはまだ緑の未熟なものを利用するそうです。

 

今回は紹介できませんでしたが、園内では他にも椿やお茶の実も見られます。

 

この時期、お花はサルスベリぐらいしか目立つものはありませんが、実に注目して歩くのもいいかもしれません。

お庭やエクステリアのご相談は広田造園まで。

 

一同お待ちしております。